自転車:ハドソン河岸北上、ブロードウェイ下る

7月8日(土)は、正午発。ブルックリン橋を渡ってマンハッタン方面に。前回マンハッタン東部を走っているので、今日は西部に。ハドソン川沿いの自転車専用道を走った。この自転車道と、昨日のジャマイカ湾グリーンウェイ自転車道辺りが、ニューヨークの快適自転車道の双璧ではないか。

ジョージ・ワシントン橋が見えてくる辺りで右折し、セントラルパークの北端あたりに入る。都市公園の自転車道としては、このセントラルパーク1周とブルックリンのプロスペクトパーク(私のアパートの近く)1周の自転車道が双璧ではないか。どちらも巨大な公園の緑の中を、ゆったりとした自転車道が走っている。 しかし、セントラルパークの方は、プロスペクトパークに比べてちょっと坂がきつい。ぐるっと1周しようとしたが、半周(北からの縦断)だけにした。

セントラルパークを抜けるとブロードウェイに立派な自転車レーンがあった。これはすごい。ニューヨークを代表する繁華街に自転車レーンをつくるというのはすごい。7番街とブロードウェイが交差するタイムズスクエア周辺も通っている。土曜日ですごい人出と交通だが、そこをペダルで踏みまわしてきた。 ブロードウェイを自転車で自由に走る、ということほど、「ニューヨークを征服する」という実感が湧くことはない。赤信号を無視し逆走ありで走っているご仁たちはさらに征服感でいっぱいだろう。

その後、イーストリバー側に出てウィリアムズバーグ橋を渡り、前述プロスペクトパークを経てアパートに帰ってきた。午後7時帰着。計7時間、約80キロ。 きょうは、ちゃんと写真が撮れていた。お見せしよう。

ブルックリン中心部近いクリントン通りの自転車レーン。
これがニューヨークの自転車レーン。緑の住宅街などが多く、走って気持ち良い。これはブルックリン中心部近いクリントン通り。
ブルックリン橋に向かう自転車道。
ブルックリン橋に向かう自転車道。新しい舗装の部分。左は歩道。

 

週末のブルックリン橋は人手が凄い。
週末のブルックリン橋は人手が凄い。歩道、自転車道ともに狭いので進みにくい。

 

ブルックリン橋は歩行者に人気があるのだが、鉄骨などに邪魔されて、景色がよく見えない。隣のマンハッタン橋の方がよく見える。

週末のブルックリン橋。人出がすごい。
自転車を走らすどころではない。

 

ハドソン川沿いのイーストコースト・グリーンウェイ。
ロウアー・マンハッタンに入り、ハドソン川沿いのイーストコースト・グリーンウェイに出る。こちらは自転車道が歩道から完全に分離しているので、走り易い。自転車道を歩いている人もいるが。

 

ハドソン川沿いの自転車道。
緑も多い。
ハドソン川沿いから見たロウアーマンハッタンの高層ビル街。
ロウアーマンハッタンの高層ビル街が次第に離れていく。
ハドソン川をはさんでジャージー・シティーの高層ビル街。
対岸はニュージャージー州で、ジャージー・シティーの高層ビルが見える。普通ならかなりの大都会だが、何せローアー・マンハッタンの隣なので、周辺界隈といったおもむき。

 

イントレピッド海上航空宇宙博物館。
おや、こんなものも。イントレピッド海上航空宇宙博物館。コンコルドやスペースシャトルなど非軍事的なものも展示している。空母イントレピットは第二次大戦中に建造された空母で、神風攻撃で大きな被害を受けたことでも知られる。大破して「よぼよぼ艦」などと揶揄されたという。その後改造してベトナム戦争などにも出撃した。

 

ハドソン川沿いの自転車道・歩道。
さらに北上すると、歩道と自転車道が合体(レーンは別)。

 

遠方にジョージ・ワシントン橋。
マンハッタンとニュージャージー側をつなぐジョージ・ワシントン橋が見えてきた。イーストリバーに比べてハドソン川は橋が少ない。ニューヨーク市内ではこの1本だけで、あとは川底トンネル(5本)。だから「ハドソン川の軌跡」でサレンバーガー機長は、イーストリバーでなく、ハドソン川に水着することを選んだのだろう。
ワシントン・ブリッジの近景。自転車道も。
ワシントン・ブリッジにさらに近づくと・・・。(後日撮影)
ニューヨーク・セントラルパークの自転車道。
セントラルパークの自転車道。

 

ニューヨーク・セントラルパークの自転車道。
同。

 

NYセントラルパークの池。
セントラルパークにはこんな大きな池もある。元ニューヨーク市水道用の貯水池。

 

NYセントラルパークの広場シープメドウ。
公園南端に近い広場シープメドウ。実際に1934年まで羊が放牧されていた。

 

NYブロードウェイの自転車レーン。
えらい。ブロードウェイに自転車レーンが整備されている。

 

NYタイムズ・スクエア。
7番街と交わるあたりがタイムズ・スクエア。マンハッタンの中心。右端に一応自転車レーン(コンクリートブロック敷設)が通っているが、スムーズ通行は無理。この7番街は向こうからの一方通行だが、自転車レーンは左側。道路の一番外(右端)を走り慣れている身には最初、違和感がある。

 

NYマンハッタン10番ストリートに日本レストランが4~5軒。
南下してきて10番ストリートで左に折れていくと、日本レストランが4~5軒並んでいるところがある。自転車レーンのある通りだ。

 

マンハッタン東端のイーストリバー。対岸にブルックリン。
マンハッタン東端でイーストリバーに出た。対岸はブルックリン。

 

マンハッタン側から見たウィリアムズバーグ橋。
ウィリアムズバーグ橋。これからこれを渡ってブルックリン側に。

 

ウィリアムズバーグ橋の自転車道・歩道。
なかなかカラフルな自転車道。白線の右は歩行者道。

 

NYウィリアムズバーグ橋の自転車道・歩道。
途中で自転車道と歩道が二手に分かれる。

 

NYウィリアムズバーグ橋を走る電車。
電車も走っている。

 

ハドンソン川をはさんでマンハッタンの風景。
ウィリアムズバーグ橋東端からのマンハッタンの眺め。

 

後は、いつものブルックリン帰宅ルートを走って、午後7時帰着。これで、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズとかなり走り込んだことになる。クィーンズは息子夫婦の住むレゴパークに行くのでもいろいろ走った。地元ブルックリンは、ダウンタウンを始め、アメリカで最も古いオーシャンパークウェイ自転車道(1894年)を経てコニーアイランド・ビーチ、比較的近い南西部のフォート・ハミルトン周辺、ベラザノ海峡橋のたもと(同橋は自転車では渡れない)などいろいろ走った。ニューヨークの主要箇所はほぼ走り切ったのではないかと思う。征服した。