自転車:サンセットパークからレゴパークへ

私の息子夫婦がクイーンズのレゴ・パークに住んでいる。きょうはそこまで自転車での往復に挑戦した。ブルックリンのサンセット・パークから往復で50キロ程度。行きが3時間、帰りは2時間で走破できた。

NYクイーンズ区クイーンズ大通りの自転車レーン
クイーンズを横断する幹線路クイーンズ大通りには、最近、立派な自転車レーンがつくられつつある。右側、緑のレーン。

これまでも何度か行っていた。地図で見て最も近道のベッドフォード・スタイブサント地区、ブッシュウィック地区を通るルートを使っていたが、どうも自転車レーンが効率的につながっておらず、時間を食う。きょうは地図上では遠回りになるが、自転車レーンがよくつながるイーストリバー沿い、ウィリアムズバーグ地区やグリーンポイント地区を通るルートを試した。これが正解で、時間短縮につながったというわけだ。

特に帰りは、道に慣れてきたので地図をみることもなく、2時間で帰ってこれた。立ち止まって地図を見る時間というのが意外とばかにならないのだ。

レゴ・パークやその近隣フォーレスト・ヒルはクイーンズの東部、比較的日本人なども多い閑静な住宅街だ(高層アパートも多いが)。そこからまずクイーンズ大通りをずっと西に行き、サニーデイル地区の地下鉄7番線46番ストリート駅付近でグリーンポイント通りに入る。これをイーストリバー河岸近くまで、つまりグリーンポイント地区まで行く。ここからウィリアムズバーグ地区あたりが、発展する新しいブルックリンの象徴。若者が多く活気あふれる街になっている。IT関連の起業家たちが事業を起こす地域でもある。クラウドファンディングの雄キックスターターの本社もここにある。

活性化するウィリアムズバーグの街並み。
最近、若者の街として活性化しているウィリアムズバーグ付近。もともとはイーストリバー沿いの工場・倉庫街だった。背景に1903年完成のウィリアムズバーグ橋が見える。
ウィリアムズバーグのケント通りの自転車レーンとレンタルバイク。
ウィリアムズバーグのイーストリバー州立公園付近。ケント通りには若者の街らしく自転車レーンが整備されバイクレンタルも。
トランプ米大統領の仮面を脱ぐプーチン露大統領の壁画。風刺画。
おや、これはプーチン露大統領。だれかさんの仮面を取ってウィンクしてますが。この辺の若者たち思潮傾向がわかる。
ウィリアムズバーグ橋
対岸のマンハッタンからウィリアムズバーグ橋がかかっている。ウィリアムズバーグ地域の名称の由来は、19世紀初めに同地域の測量の任に当たったJonathan Williams陸軍工兵隊技師長の名前にちなむ。

そこから河岸の自転車専用道をずっと下り(南下し)、左に折れ、バンダービルト通りの自転車レーンに入って少し行くと、広大な公園プロスペクトパークに入る。ここの気持ちいい自転車道を時速30キロくらい出して走り、南端に出ると、もう私のアパートはすぐ近くだ。

ブルックリンのプロスペクト公園
ブルックリンで最も大きな都市公園プロスペクトパーク。森の間にこのような大きな広場が複数ある。
プロスペクトパーク北端のファーマーズマーケット。
公園の北端では、有機農業のファーマーズマーケットが常設されている。
プロスペクトパークの自転車道。
ここを一周する自転車専用路は、マンハッタンのセントラルパークと並び、ニューヨーク市で最も快適なサイクリングコース。
ブルックリン・プロスペクト公園の自転車道。ジョッギング、ウォーキングをする人も。
ジョッギング、ウォーキングを楽しむ人も。

かなりいいサイクリングコースだ。快適でスピードを出せるし安全。慣れてくれば、どの辺で車が出てくるとか、どの変でスピードを出しても大丈夫とか、いろいろわかってくるので、さらに時間短縮されるだろう。時間的に地下鉄とあまり変わりなくなってきた。

いやはや、家に着くなり雨が降ってきた。帰路、だんだん曇って涼しくなってきていたので、走りやすかった。そして雨が降る直前に家に着いた。完璧だ。