なんでシチリアでスリランカ・カレーを食べているのだろう、と思いながら、ファストフード店「セイロン・レストラン」で辛い飯をほおばった。
昨夜、シチリア東部のカターニアに着いた。このイタリア南端とも言える街に、中国人が住んでいるのにびっくりした。宿探しで街をうろついたとき、再開発で市街が壊されている一角に「〇〇貿易」などいくつか漢字の看板があって、中国人が荷物の出し入れ作業をしていた。今朝になって街を歩いても中国人家族の姿などを見る。
大したものだ、彼らはここにも進出してEUの一角にくらいついている。日本人にこのバイタリティはあるか。
明らかに黒人街と思われる一角もあった。シチリアはアフリカ大陸がすぐ南に迫っている。そして、そのはざまにインド系のお店もあり、宿の近くを歩いていると、絵入りメニュー看板に「Rice and Curry 3 Euro」とあったので入ったのだ。
リーズナブルな値段だ。外食は「マック・バーガー2つ2ユーロ」にパターン化しちょっと飽きてきていたので、新メニューに挑戦した。(マック・バーガーはEUのどの国に行っても見事なまでに1個1ユーロの同一料金だった。英語を選択してデジタル・オーダーでき簡単でいい。)
チキンとエンドウ豆のカレー合え、そして大量のライス。冷たい料理だったが、久しぶりのご飯でおいしかった。