モロッコのマグドナルド

モロッコに来ると、再びマグドナルドを見るようになる。欧米文化圏に近づいたということだ。(マックはチュニジアにも進出したらしいが、まだ店舗はないようだった。)

宿にWifiがなかったので、近くの中央駅(カサ・ポート駅)の無料Wifiを使うため、毎日駅に通った。そこにマグドナルドが大きな看板を掲げていた。「入らなければ」という使命感?に燃え、入った。

ヨーロッパ諸国と同じデジタル注文だった。しかし、これまではどこでも英語を選択できたが、ここはアラビア語とフランス語しかない。まごついたが、しかし画面操作は同じ。無事、単純ハンバーガーを探し出せた。1個10ディルハム(115円)。これまでの1ユーロ(124円)とほぼ同じだ。食べると、これまたかのまったく同じ妙味が舌の上に広がる。

領収書を見ると何と英語だった。「Receipt」「Product」「Total」「Change」などなど。最後の「ご来店ありがとうございました」だけフランス語で打ち出してある。

いつも通り、塩をかけて食べた。「salt」を通じさせるのに苦労したが、面白いことに、ここでは、あの四角い小袋入りの塩は置いてなかった。道理で、それを振りかけるジェスチャーをしても通じなかったわけだ。何やら缶のようなところからざっくりと塩をすくい、袋に入れてくれた。思ったより大量に来た。これが唯一、モロッコ独自のマック方式だった。

カサブランカの真新しい中央駅(カサ・ポート駅)。
駅内にたくさんのお店があり、マグドナルドやスターバックスもあった。