コロナ、熱波、山火事のトリプルパンチ

熱波の続報だ。18日には再び41度になった。過去5日間で4日間が40度台だった。翌19日のきょう、午後2時半で38度だ。再び40度台になるかどうか。デスバレーはすでに50度になっている。

きょうはイーストベイ(サンフランシスコ湾東岸)の友人とテニスをする予定だった。ようし、40度の中を山越えて自転車で行くぞ、と思っていたが、けむいからきょうはやめておこうという連絡が先方から来た。

山火事が多数発生して、都市圏中心部にも煙が流れ込んでいるらしい。ネットニュースを見ると、ベイエリア全体で約20の山火事が発生しているという。16日の「1600の落雷」で発生し消えないでいる山火事と昨夜から新たに発生した山火事があるらしい。いよいよカリフォルニア特有の山火事の季節が来たらしい。

しかし、それにしてもコロナと熱波と山火事とトリプルパンチはひどいだろう。

NASAの衛星写真で見る8月19日のカリフォルニア山火事状況。赤い部分が主要火災地域。16日の大規模落雷でカリフォルニア全体で500以上の山火事が発生した。そこからの煙(薄く見える雲)が州全土をおおい、内陸や海洋にも移動している。南方1000キロ以上離れた熱帯低気圧からの細い帯状の雲がサンフランシスコ都市圏まで届いているのがわかる。これが16日の雷雨を起こした。 NASA’s Terra satellite image.

 

丘から見た周囲の状況は

例のごとく、周囲の山火事の様子を見ようと、近くの丘に登ってみた。そしたら何も見えない。スモッグのようなかすみで周囲の山自体がよく見えない。何のことはない。私の居るこの地域が複数の山火事からの煙で視界不良になっているのだ。

きょう(8月19日)のディアブロ山。1960年代の東京のようだ。
通常のディアブロ山。
(後日挿入) 翌8月20日のディアブロ山。かろうじて見える。付近は大気汚染というより、煙で「けむたい」。隣の農家の野焼きの煙が庭に流れ込んできて困る、というレベルだ。確かに山火事は大規模な野焼きのようなものだろう。PM2.5値は150~200で、中国の重工業地帯より悪い。

水に濡らしたTシャツが1時間散歩するだけでからからに乾く。この熱暑の中を散歩するバカが私以外にも若干居る。Nice and warm! (暖かくていい日よりね)と言葉を交わすのが最近の習慣になった。