アテネで大発見

きょう、アテネで大発見をした。何と、観光の中心拠点モナスティラキ広場近くで、真新しいWCのサインを見たのだ(下記写真)。

モナスティラキ広場に通じる繁華街Ermou通りとFokionos通りの交差点。写真右端にWCのサインは見える! 天の救いだ。 Ermou通りの先に道路真ん中に立つカプニカレア教会が見える。モナスティラキ広場はその先だ(西方向)。一時的に貼ったようなプラスチックの標識なので、ずっとあるかどうかはわからない。

Fokionos通りに入ってすぐ右手に、このようなWCの入口がある。1日5ユーロで荷物預かりもやっているようだ。WC in Athens

非常に興奮した。初めてだ。むろん、お店や博物館その他にもWC(つまりトイレです)はあるが、街の中に見ることはあまりない。勇んで駆け込んだ。明るい雰囲気で、係に若い女性が居た(これもまれ)。

「実に素晴らしい。とても必要なサービスだ。どうしてアテネの街にはトイレがないのか」とまくしたてる。これは公的施設なのかそれとも…とさらに聞こうとすると、女性は、
「Oneユーロ。」
と言って、早く入れという仕草をする。

すんつれいしました。いいですよ、ワン・ユーロ(約140円)。とにかく「ある」ことに意味があるのですから。周辺諸国の有料トイレよりかなり割高ですが、急を要する場合(だいたいそういう場合が多い)140円はまったく安いものです。

中はきれいだった。よく掃除しているらい。新しくできたのか。数カ月前には見なかったように思う。これで人々の重大な問題は解決される。

まったくもって、あれほど人が集まるモナスティラキ広場に、公衆トイレがないというのは人権問題だ。しかもここは地下鉄2路線の駅まであるのにトイレがない。ギリシャだけではないが、アメリカもヨーロッパも実にトイレが少ない。ゴミ箱はそこら中にあるのにトイレがないというのはまったく倒錯している。その点日本はゴミ箱はないがトイレがたくさんあり、実に理にかなっている。なぜならゴミ箱に捨てるものは家に持ち帰れるが、トイレに捨てるものは家まで(多くの場合)持ち帰れないから。

公的なトイレを整備できるかどうかに一国の公共観念、市民的成熟度レベルが正確に反映されている。公衆トイレをつくってもすぐ荒れてしまうのか。犯罪の温床になるのか。とてもじゃないが維持できないというのか。悲しいことだ。だったら有料トイレでもいい。それでもうけてもいい。ぜひつくって欲しい。実際、バルカンの他の国をまわったが結構有料トイレがあった。トルコの場合は、おそらくモスクに入る際に身を清めるからだろう、公共の場所に結構トイレがあった。イスラムすばらしい。

世界中の観光地の公衆トイレの場所を網羅したガイドブックを出したら売れると思う。どうだろう、「地球の歩き方」次の特別編は。

いや、実はウェブ上に結構、貴重な情報を出してくれている人がいる。アテネに関しては下記の方々の情報にお世話になった。ありがとうございます。

allpressco「トイレが使える場所inアテネ」

有馬 めぐむ「ギリシャのトイレ事情」

しかし、これらスーパー、デパートでも、Out of Orderで使えないことが結構あるのだ。大変なことだよ、これは。期待して行ったのに入ろうとすると…! 実はきょうも上記ウェブサイトで教えてもらったABスーパーに行ったのだが、Out of Orderで使えなかった。鍵がかかっている。感謝を込め大量買いしてあげようと思っていたが、憤怒に駆られて何も買わず出てきた。そしてもう一つのMarks & Spencerデパートに行こうとしたときに、このWCサインを見つけたのだ。ありがとう。つぶれないよう大いに儲けて欲しい。1日5ユーロで荷物預かりサービスもやっているようだ。ビジネスモデルとして定着するとよい。

(アクロポリスの周りをぐるぐる回って散歩する毎日。アテネも、歩きまわるといろいろ発見があるものだなあ。)