不死身になった。コロナワクチン2回目を受けてきた。
すみません、変異型ウイルスの問題もあるし、決して油断はできません。友人たちからも警告されています。でも、やはりちょっとうれしい。
予約は3月1日午後12時40分。2月8日の1回目に続くファイザー製ワクチンの2回目だ。今度は、自分の街コンコード内のヘルスセンター(2000年代以降米国で広がっている地域ベースのプライマリーケア医療機関。1回目報告参照)での予約が取れた。
地図で調べたら、たまに行く夜9時まで開いているテニスコートのある公園のすぐ近くだ。そこまで約3キロ、快適な自転車・散歩道をこいで行ける。
満を持して……30分前に着いてしまった。比較的すいているようだった。外に並んでいる人は一人しか居ない。と思ったら、その人が外で受付をする人だった。なかなか陽気な男で、ボランティアのようだ。本人確認で、私の名前を聞いてから、しまった、というそぶりで自分の名前をまず言い、改めて私の名前を聞きなおす。プロトコールを間違えたようだ。
中もがらがらで、医師らしい女性が何人か立ち話をしている。私が来るとそのうちの一人がすぐ診察室に案内し、本人確認、健康状況その他一連の手続きに入る。
「ごめんなさい、もしかしたらあなたの昼休み時間に来てしまったかな。」
あまりに「患者」が少ないので、30分早く来た私が休み時間を奪ってしまったのかと案じた。
「オー、ノー。そんなことないよ。接種に昼休みはありません。交代しながら連続して接種をしてます。早く来る人大いに歓迎。」
注射はすぐ終わり、隣の待合室のようなところで15分の待機に入る。接種を終えた人がぼちぼち入ってくる。どういう順序なのか、私は一番早く来てしまったようだ。
2回目接種の証明カード、感想を書くアンケートを渡される。なんだこれは、すでにだれか書き込んだアンケートだぞ。
「ごめんなさい。別の用紙を渡してしまったようね。」
この人もボランティアなのだろう。いいともいいとも。「とても迅速、スムーズで感心した」。前の人が書いたのと同じようなことを書き込んだ。
副作用は何もなく15分がたって名前を呼ばれる。アンケートを出し、ボールペンを使用後ペン立ての方に置いて、滞りなく帰路に。
今年は冬でも雨が少なく、いい天気が続く。自転車道沿いの土手や住宅地には草花が咲き乱れ、桜のような木の花も満開だ(ソメイヨシノではないだろう)。日差しも強く暖かく、いかにも「春爛漫」だ。接種所の人たちの対応も暖かかったので、とてもウキウキした気分になり、運河沿いの自転車道をこいできた。
こんなに気持ちが緩むと、ワクチンして風邪を引くことになってしまう。私は毎年春先に風邪を引く傾向があることを思い出した。
副作用は
用心して、この日は夕方のジョッギング・運動は休んだ。
夜になって、心臓がぱくぱくしだし、熱っぽくなった。意識もちょっと変だ。いや、失礼。ちょっと祝い酒を飲んだのでそうなった。(ワクチン接種後に酒など飲んではだめですぞ)。今回は、翌日になっても接種個所(肩)に鈍痛がなく、副作用は何もなかった。
ワクチン接種と言っても、スーパーへの買い出しと同じような毎日の生活の一部だった。別にブログで報告するほどのことでもないかも知れない。しかし、この1年「コロナのアメリカ」を体験するためここに居たようなものだった。迎えた「画期」はやはり報告しておきたい。