ケープタウンお薦め宿

こりゃ完璧だ。ケープタウン市内のバックパッカー宿が5日以降の延長ができなかったを機に別宿を探した。郊外のブラッケンフェル(Brackenfell)に安くていい宿を見つけた。ホームステイの1室を借りたような宿だ。ネット予約のBooking.comなどで出てくる。当たってみたらよい。下記に、写真も含め詳しい説明がある。

LRN Brackenfell Homestay

ケープタウン最安 立派な部屋

どこでも無条件で個室最安を選ぶことにしている。市中心部バックパッカー宿(Long Street Backpackards)も個室最安だったが、こちらも郊外含め都市圏全体で個室最安だった。1泊2500円。これぞ選ばねばならぬ最大の理由だ。

安いのに立派で清潔な部屋。タオル類も付き、冷蔵庫、電子レンジ、電気湯沸かしポットが部屋の中にあり、コーヒー、紅茶も付いている(以上すべて、バックパッカー宿にはなかった)。シャワー・トイレは共用だが、客は数名なので、大丈夫だろう(離れに予備トイレもある)。もちろんWifi付きで、室内にテレビがあり、しかもネットフリックスなどの映画が見られる。普通の家をそのまま所にした。庭もあれば立派なキッチンもあり、そこに洗濯機もある。洗濯物は、庭にもガレージにも干せる。庭の池には金魚が泳いでいた。これ、日本の魚でしょ、とこの家のホスト、ロビンさんがうれしそうに見せてくれた。

これなら数カ月留まってもいいくらいだが、残念ながら南アは2週間程度の予定だ。ナミビアあたりを主要目的地にしている。

立派な部屋。
宿の庭。
庭があって、いろんな草花が咲いている。
家主ロビンさん自慢の「日本の魚」。

市中心部からは外れる

ブラッケンフェルはケープタウン中心部から東へ30キロ。遅い電車で1時間かかるのがネックだ。だから、安くしているのだろう。しかし、ケープタウンの電車は運賃が安く、ここまで何と片道5.5ランド!(55円。以後、面倒なので1ランド=10円にしておく)。宿は駅のすぐそばだ。アメリカ並みの巨大ショッピングモールがすぐ近くにあり何でも手に入る。価格も手ごろ。市役所や市立図書館なども近く、この辺が街の中心部と思われる。駅チカではあるが、周辺はいかにも郊外住宅地という感じで静かだ。

長期滞在者にお勧め

ケープタウン滞在が短く、素早く観光をしたい人には不便だが、長期滞在しリモートワークでもしたいという人には最適だろう。

郊外なので、ある程度現地での移動での熟達が求められる。ケープタウンの電車に乗るのは危ないという意見もある。しかし、乗った限りでは言われているほどの危険は感じない。また、ケープタウンから乗り合いミニバスでも来れる。ケープタウン駅の上に発着所があり、その北端あたりにクラーイフォンテイン方面行きのミニバスが止まっている(表示は出ていない)。ドライバーにブラッケンフェルの駅辺りに寄ってくれるよう言う。35ランド(350円)だ。クラーイフォンテインまで行ってしまった場合はそこから別のミニバスでブラッケンフェルまで南下。あるいはケープタウンから近隣主要都市のベルビルまで来て、そこから別のミニバスでブラッケンフェルへ、とつないでもよい。慣れれば大したことないが、ある程度現地移動ができないと選べない宿ではある。

駅に近く、雰囲気が多少気になる

長所で短所になる点がもう一つ。駅に近い。便利なのだが、駅周辺というのは普通、閑散として治安もよくない。駅周辺が高地価の繁華街になる日本とは違う。男たちがたむろしていたり、おばさんたちが路上に座って休んでいたり。あるいは昼から酒ビンで飲んでいるやからもいる。慣れないと、こういうのが気になるだろう。前を向いてさっさと通り抜ける。

別にさほどの危険は感じない。そもそもあなたはこれから南アに滞在するのだ。鉄道に乗るのもそうだが、これくらいには慣れなければならない。都市中心部でもどこでもある程度の危なさはある。その点、この辺は郊外で、むしろ環境的には落ち着いていると言える。

ブラッケンフェル駅。ケープタウン駅から約1時間。通勤時間帯はある程度来るが、日中は1~2時間に1本程度。
ケープタウン周辺図。Map: Nick Roux, Wikimedia Commons, CC BY-SA 1.0 DEED
駅から南東方向を望む。住宅街が広がる。お薦め宿は駅のすぐ近く。
駅南東側。道路で休んでいる人たちが居る。

アメリカ型郊外都市

何だこれは、まるでアメリカじゃないか。ブラッケンフェル駅の北東側に出て愕然とした。だだっ広い道路の車社会で、さらには巨大なショッピングモールまである。こじんまりした造りのケープタウンとも異なる。郊外に出てきてみるものだ。世界はどこでもアメリカ型の巨大郊外型の都市化が進んでいるのか。

私はこれが嫌いで、アメリカでも地下鉄と市バスを使い、それがない所は自転車で行き来した。車も免許も生涯もたない主義だ(もうすぐ完遂だな)。アフリカに来てまで、このへどが出るアメリカ郊外都市を見せられるとは!(下品な表現失礼。それくらい生理的に受け付けない)。日本も同じようなものかも知れないが、それでも小さくて繊細な街の風景がある。東アジアの街々に異国情緒を感じてやってくるインバウンド観光客たちの気持ちがわかる。

わーお、これがアフリカか。ブラッケンフェル駅北東側の風景。だだっ広い道路と車社会。
その道路に沿ってこの巨大なショッピングモール。
広々としたスーパーマーケット。これもアメリカの郊外そのものだ。近くで何でも安く手に入るのはありがたいのだが。(ただし、ひとつ違いを言うと、どこの巨大スーパーも暗くなる午後6時頃には閉まってしまうこと。アメリカよりさらに治安が悪いということだろう。)