国会議事堂となりの安宿 ザンビア首都ルサカ

どの街でも躊躇なく、予約サイトの個室最安宿に入る。どんな宿になるのか、スリルもある。ザンビアの首都ルサカでも、躊躇なく最安3000円宿に入った(最安が3000円台というのは少し高い)。そして、これがびっくり。何と国会議事堂の隣だったのだ。最安貧乏人がこんなところに泊っていいのか。

宿自体(Verdi Lodge)も、高級住宅地志向だ。なんでもかつて白人が住む地域だったが、多くが出ていってしまい、有効活用されていない。それで宿泊施設に転換、という流れらしい。庭が広くまさに邸宅という造り。林の向こう側が国会議事堂だ。
付近はいかにも閑静な高級住宅街というイメージ。
ザンビア国会議事堂(議会議事堂)。あの裏手に我らが安宿がある。何かイベントがあると、警備の警官が多くなり、私たちの宿近くもものものしい。
国会議事堂の反対側、大通り(Great E Road)に面したところには、大きなカジノホテル(ベニスホテル)がある。中国系が買い取ったらしい。この辺は街中心部の庶民が住む界隈とはまったく異なるようだ。このカジノホテルを見た時、早くこの地域から出たいと思ってしまった。しかし、ショッピングモールなども近くにあり、便利なのは便利。私の宿もレバノン人経営だし、この辺は外国資本がどんどん入っている地域と見た。
街の中心部にある鉄道駅。あまり使われていないようだ。
その近くのバス発着場の方は大変なにぎわい。市場になっている。背景にある高層ビルは、今でこそ郊外のピラミッド・コンティネンタル・ホテルに抜かれたが、50年以上にわたりザンビア一の高さを誇っていた。街の中心にあるので、道に迷ったときの目印になる。現在はTechnoの広告塔にもなっている。中国系の携帯電話会社だ。
バス発着場の中の市場。
中心街から少し西に行くと、本格的な市場街シティーマーケットがある。
同上。
新鮮な野菜や果物も売っているようだ。
街中心部にはルサカ国立博物館もある。
先史時代のジオラマも、黒人をモデルにしているところがいい。実際、アフリカで進化した人類は、黒人的な容貌だったと思われる。
村の様子。
西アフリカから移動してきたバンツー族は、鉄器を用いた農耕技術でアフリカ南部に拡大した。
ここでも中国の影響が強く見られる。ザンビアからタンザニア・ダレスサラームに至るタンザン鉄道は中国の援助で建設された。
よく見る人類進化の模式図。これも現生人類が黒人の容貌であるところがよい。