空に雲が出た

ひさしぶりにコンコードが曇った。
テニスでひじが痛くなったので、バスケをしに近くのエルドラド中学に行った。「テニスひじ」でも不思議とバスケなら痛くない。

広い校庭にコートが10面あり、ほとんど人がいない。南方にディアブロ山。大地の上に広大な空がひろがる。

雲ひとつない快晴もいいが、毎日毎日なので飽きてきた。ひさしぶりに雲のある空を見てなつかしかった。日本でよく見る空だ。夕日が顔を出し、ところどころ金色にも染まった。

コンコードは、今でも昼は25度程度になるが、夜10度以下にまで下がることもあり、秋が来たようだ。雲が出てきたのは、水蒸気が増えたからだろう。乾燥した猛暑が終わり、雨が降る冬が近づいている。

雲のある空、周囲の枯れた山並み、広い大地。この自然の営みを間近にするとき、なぜか私はここが「アメリカ」ではなく、先住民の人たちが暮らした土地であることを感じる。巡りゆく自然を見ながら彼らは何千年にもわたりここで暮らしてきた。ニューヨークでも秋、夜風が公園の木々を渡るようになった時、先住民の人たちの暮らしを感じていた。

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同じスポーツばかり集中していると特定個所に痛みが出るようだ。いろんなスポーツを交互にやった方がいい。テニス、自転車のほか、バスケも少しがんばることした。